その58。
tmlib.js 怒濤の 100 サンプル!! – Graphics(HTML5 Canvas) 編
今回試すサンプルは「透明度・合成」の「合成タイプを設定しよう(xor)」です。
ではサンプルが掲載されているのでまずは見てみましょう。
中央のボタンを押してみて下さい。
幾何学模様のような図形が描画されたと思います。
/* * 定数 */ var SCREEN_WIDTH = 465; var SCREEN_HEIGHT= 465; tm.main(function() { // canvas インスタンス生成 var canvas = tm.graphics.Canvas("#world"); // 幅, 高さを指定 canvas.resize(SCREEN_WIDTH, SCREEN_HEIGHT); // 画面にフィットさせる canvas.fitWindow(); // 円を描画 canvas.fillStyle = "rgb(255, 0, 0)"; canvas.fillCircle(230, 150, 100); // グローバルαを指定 canvas.globalCompositeOperation = "xor"; // 円を描画 canvas.fillStyle = "rgb(0, 255, 0)"; canvas.fillCircle(180, 250, 100); canvas.fillStyle = "rgb(0, 0, 255)"; canvas.fillCircle(280, 250, 100); // 補助線 canvas.globalCompositeOperation = "source-over"; canvas.strokeStyle = "#aaa"; canvas.strokeCircle(230, 150, 100); canvas.strokeCircle(180, 250, 100); canvas.strokeCircle(280, 250, 100); };
今回も勉強するのは20行目になります。
合成タイプを指示しているプロパティです。
その48で詳しく説明していますので確認してみてください。
20行目
canvas.globalCompositeOperation = "xor";
合成タイプとして「xor 」が指定されています。
重なった部分を非表示にする合成タイプとなります。
23~26行目
それぞれの円のスタイル(色)と円を描画しています。
20行目で指定した合成タイプで表示されているのが確認できます。
図形同士が重なった部分を非表示にしています。
サンプルそのままだとわかりづらいので順番にいきますね。
まずは赤と緑が重なった部分が非表示なります。
そして赤と緑の表示されている部分と青円が合成されることになります。
ですので青円と重なっている赤と緑の部分が非表示になります。
図表してみました。
これは重なり順がわかりやすいですね。
後から描画されたものが上となります。
29~33行目
補助線を描画しています。
どこが表示されているか表示されていないかハッキリわかりますね。